岡山理科大学プロジェクト推進研究

プロジェクトメンバー

プロジェクトの背景

近年の計算機の高性能化に伴って、個人あるいは企業単位ではCAEの有用性が強く認識されるようになってきたものの、実際にこれを利用できているのは、学の研究者および産にあっては大企業の研究技術開発者にとどまっているのが現状である。中小企業等で技術開発にCAEの利用が進んでいない理由として以下の点が挙げられる。
問題点 (1) 自社に専門家がいない(シミュレーションが行えない)
問題点 (2) シミュレーションソフトウエアが高価
また、岡山県の代表的な産業は、自動車産業に見られる機械工学、化学コンビナートに見られる化学工学、医療機器に関係する生体医工学などが挙げられる。これらで扱われる熱流動解析は幅広い分野にわたるため、取り扱うスケールは化学産業のマイクロ反応装置に見られるサブミリオーダー(ミクロ)から、生体のサブミリから数センチ、自動車産業の数センチから数十センチ、ゴミ焼却炉などの環境施設のメートルオーダー(マクロ)と非常に幅が広い。
以上、本プロジェクトは、県の重点分野施策に鑑みたマルチスケール問題を対象とし、産学連携で整備済みのネットワークを利用したCAE教育を通し企業との共同研究へと繋げるという、社会的要請に基づいた研究拠点形成を目指したものである。

プロジェクトの目的

プロジェクトの進行状況

2018年08月08日

2018年09月05日

2018年11月17日