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 高度な不整地のための新しい移動機構:柔軟全周囲クローラ


 阪神淡路大震災以降,研究者の間でレスキューへの関心が高まり,様々なレスキューのためのロボットが開発されてきました.しかし,2011年3月11日の東日本大震災では,残念ながらロボットの活躍を見ることはかないませんでした.これには,いろいろな原因があると思いますが,今はまだ実用的でないとしても,将来発生するであろう災害に向けて今後もこの分野での研究を進める必要があります.我々も災害現場や惑星探査など極限環境における調査のための新しい移動機構を開発することを目的として研究を行っています.

高校生をはじめ,ロボットに興味がある皆さん.
是非,我々の大学に来てレスキューロボットを創ってみませんか?


 柔軟全周囲クローラ RT05 COBRA


RT05-COBRAはクローラベルトがロボット全体を殻で覆う構造を持つことで RT02-WORMYやRT04-NAGAでは走行が難しかった凹凸の激しい路面に対応.



参考文献: Shelled Structure for Flexible Mono-tread Mobile Track
T. Kinugasa, R. Iwado, N. Miyamoto, M. Kurisu, M. Okugawa, T. Haji, K. Yoshida, H. Amano, R. Hayashi Journal of Applied Electromagnetics and Mechanics, Vol.52, No.3-4, pp. 891-896, 2016/12/29.