成形加工学研究室

生産加工による金属材料の高機能化

 金属材料の高機能・高性能化をめざし,生産加工と熱処理を組み合わせた方法により,結晶組織を制御する方法を開発する
キーワード
  • 塑性加工
  • 結晶組織制御
  • 微細加工
  • トライボロジー

 金属材料の機械的・電磁気的特性は材料内の結晶組織(方位や粒径)に強く影響されます.近年では,環境問題の観点から,合金化に依らない方法である塑性加工と熱処理を組み合わせた加工熱処理法により結晶組織が制御されています.その例として,圧延と熱処理の組み合わせにより,超微細粒鋼や電磁鋼板のような高機能材料が開発されています.これらは板全体で均一な特性を有する材料です.一方,本研究では,局所的に結晶組織を制御する方法を開発しています.例えば,バニシング加工と熱処理により素材表面の結晶組織を制御する方法を検討しています.

准教授

寺野 元規Terano Motoki

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